-YUKI-日記(入院日記)
◆【年末年始・感動劇場特別編・なんだこの箱?】
年末にY子の兄が来た。
一緒に楽しんだ。
帰るときにY子に渡したものがある。
それは…
弁当箱くらいの箱形で、周りを薄めのダンボール紙で包んである。
それをガムテープで止めて中身が見えないようにしてある。
厚みは約10cm程のもの。
兄は『俺が帰った後、夕方にでも見てくれ』と言って帰った。
Y子と姉は不思議に思いながらも、兄の言葉通り夕方まで置いたまま忘れて
いた。
飲みすぎの私は、うたた寝をしていたが、Y子に起こされた、姉もそばに居る
…
そして、私は感動した。
いったいその箱の中身はなんだったのか?
続きは一番下に…
家族でゆっくり過ごす。
『ブラックジャックによろしく!』を見る。
子供たちこちらをチラチラ見る。Y子は泣いている。
子供は普通に感動して泣いていると思っている。
Y子の姉から私の携帯にメールが来た。
『「ブラックジャックに…」を一緒に見たそうですね、Y子からメールが来ました。
○○(私)も強い!
多分私はY子と一緒には見れない。
Y子は今までの人生そんなに後悔していないと…
だけどなにげに「着物の整理はあんた(姉)に頼もうと思って」と言われただけ
でドキッとする。
Y子も強い!
そんな簡単な言葉じゃ表現できないこと分かっているけど、Y子の楽しみ子供
たちの応援!
3月待ってるからね!』
『強いわけではないのですけど・・・
おそらく私もY子も命が短いかも知れない事は承知というか、受け止めた上で
できうる限り長く元気に生きていこうと思っているのだと思います。
また、私の場合はY子が生き残った時・・・長く生きてくれた時の生活をこの1
年で確率すること。
また、そうではなく、残りの時間を使い切ってしまった時のその後の生活を見
据えながら、Y子の子供たちをしっかり育てあげること。
自分の仕事、人生の仕事を仕上げる為の準備とその経過をY子が元気なうち
に見せておきたいと強く思います。
だから今年はとても大切な年・・・
私の人生、家族の生活、最大の試練の時と位置付けています。
だから、今利用できるもの、助けてもらえる事は何でも使い切るつもりでいま
す。
人になんと思われようと平気です。
あとで自分がやったことに対して絶対後悔しない・・・。
『やれることは全部やってやる!』
今はどんなドラマであろうと見てもOKです。
それよりも、このドラマの生きかたでいいのか?
現実にあってないんじゃないか?
なんて心で批評しています。
もっとも子供たちはチラチラと親の顔を見ていました。
Y子は泣いていました…
では3月にY子を元気に連れて行く・・・今年最初の看護目標です。
では(^_^)v
うたた寝している私を揺り起こしたY子は幸せそうな顔で私に紙袋を渡しまし
た。
・・・・・・・・・・・・
◆最初の宣告より3ヶ月経った、妻は頑張っている。
精神力の強い女性だ。
今更ながら、尊敬に値する妻だ。
もっと早くから気がつかなかったのは私の不明。
最初の山を乗り越えたような気分だ。
しかし、頂上に上ったとたん先に道がなく、断崖になっているのではないか?
そんな恐れが、峠を越えた事を喜ぶ時もなく苛まれる。
Believe:入院日記1より
