もう一つの癌病棟





もう一つの癌病棟が始まる。





ここに書く癌に関する記事は癌を患った人を支える側、つまり家族の側から癌病棟について書いていく。家族の側と言っても夫又は妻の立場からの記事になります。



このブログの記事は夫から見た癌病棟になります。男と女、夫婦、彼と彼女、パートナーの立場から書いてみたい。



そう考えました。



実際に経験したことから書いてみたい。

夫の立場、妻の立場からなら気持ちが理解できる。

それまで極々普通に生きてきた夫婦に起こったことを書いていく。



淡々とシンプルに。





ではまた。

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より詳しい看病アドバイスや癌情報についてはよりお届けしています。








癌患者は眠れない



 

<h2>【癌患者は眠れないのだ】</h2>

 

夜中に目が覚めた、ベッドの上から妻が見つめている。

 

「どうした?おしっこ?」

 

と聞く

 

妻は首を振る。

 

1日中ベッドに横になっている癌患者は眠れないのだ。

睡眠のリズムなんてとっくに狂ってるから深夜に独り目覚めていた日は何日あるんだろう?

 

「散歩に行くか?」

 

妻は嬉しそうにうなずく。

 

 

私は部屋を出て薄暗い病棟においてある車椅子を押してきて、妻を座らせる。東北はまだ寒い毛布をかけて、さぁ、妻にとっての大旅行への出発だ。

 

他の患者さんに迷惑にならないようにそっと病室を出る。

 

彼女はずっと黙っている。

 

病院を出て駐車場の方に向かったところで、ポツリと言う。

 

「あと頼むね」

 

 

その言葉はもう2回目だ。

1回目の答えは「何言ってんだ」だった。

 

2回目は「わかった」だった。

 

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蟹…。蟹しゃぶ、焼き蟹、蟹サラダ、蟹ずし、蟹みそ、蟹なべ、バター焼き。思いっきり蟹食べたーい。しかし、今問題となっているのは美味しい蟹ではなくて、賢い蟹。そもそも蟹じゃなくて、蟹みたいな医療ボット。シンガポール国立大学病院の腸病学者Lawrence Ho医師と

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